***現地レポート(ロス発メキシコ・ティユアナ行きすけべツアー編)***  

2001年某月某’日

午後3時、そのふたりの所謂わあるどわいどすけべはロスアンジェルスの某ホテルのロビーで運命的な出会いを遂げた。会うや否や彼らはお互いが同じ種類の人間であることを直感した。少なくとも、女を好み、旅を好み、かといって脂ぎった好色奸ではなく、女性に対しては常にフレンドリーになおかつクールに接しという点においては。この直感はこれから始まるメキシコ・ティユアナ(=ティアナ=ティファナ=Tijuana=TJ)へのすけべツアーが終わったころには確信に変わっていくのである。

じゅげむが運転するシェビー・ルミナはフリーウェイを南下し一路メキシコへと向かった。土曜とあってフリーウェイはところどころ渋滞していたが、二人には長い時間と感じられなかった。というのも、道中ふたりはお互いがこれまで世界中で経験してきたことについて詳しく語り合ったからである。特にボブは自分がいったことのない韓国・ロシア・タイなどについてじゅげむに詳しくたずねた。また、じゅげむはボブが知っているインド・メキシコについて喜んできいた。もちろん、お互いの母国のすけべシーンについて詳しく情報交換したのは言うまでもない。また、二人が共に知る国々について語り合ったあげく、最後に二人が結論付けたのは、「やっぱりドイツだよね、それもFKK」というものであった。

午後7時半、フリーウェイはメキシコ国境へと近づいた。「USA最終出口」と書かれた(出ないとメキシコへ入ってしまう、レンタカー会社との契約ではメキシコ乗り入れは禁止されている。)出口を出ると国境検問所横の1日$7の駐車場に車をとめた。ここで二人は必要な現金とパスポートをポケットに入れると、クレジットカードその他ほかのすべてのものを車内の適当な場所に隠した。もちろんメキシコでの盗難と車上荒らしの両方をおそれてのことである。パスポートと最初のアメリカ入国のときに受け取った入国カードの半券だけはしっかり確認しておかなければならない。さもないとアメリカへの再入国を拒まれて途方にくれることになる(メキシコ国内で紛失しても同じ)。さて、メキシコへの入国はあっけないものだった。入国審査はなし、税関も声をかけられなければ素通りである。

さて、まだ明るかったので僕たちは歩いて目的地に向かうことにした。「汚い通りだ」とボブは言うのだが、じゅげむにしてみれば東南アジアや韓国、はたまたNYのチャイナタウンなんかに比べればよっぽど清潔と思えるのであった。ボブは決して歩道を歩かない。もちろん明るい間は心配ないらしいのだが、端をあるくほど犯罪に遭っても人目につきにくいし、路地へ引きずり込まれやすいからということだった。交通量が多いティユアナのメインストリート、レボリューションを別として。

僕たちはまず一路ナイトクラブのあるゾナ地区へと向かった。ゾナが近づくにつれてストリートガールの数が増してくる。中には結構いい女もいて、ボブがいうには$15しか要らないんだそうだが、彼女らが連れて行くホテルはあまりに汚くってとても横になれたもんじゃないということであった。$22だせば自前でホテルの部屋を確保できるので、そこへ連れ込むのも一つの方法だという。ゾナで僕たちが初めに行ったのはアデリタ(Adelita)バーだった。まずは出入りする女と客の様子を入り口付近でしばらく眺める。土曜の夜とあって結構店内は混雑している。中に入って一回りしながら一通り女をチェックして回る。「質が落ちたな、まだ早すぎるのかも」というボブの言葉で店を出ることに。店を出てしばらく行くと一人の男が近づいてきて英語でボブに親しそうに話しかける。ボブも最近のゾナの様子なんかをたずねている。しかし、あとでボブが言うには「あいつとはあまり係わり合いになるな。うわさでは人を殺してメキシコに逃げてきたらしい。」だと。次にチェックしたのはシカゴクラブ。ボブに言わせればこの2店以外は忘れていいらしい。店に入るとダンサーは踊っていないし、ホステスも客もまばら。「どうなってるんだろう。ここはもっとにぎやかに決まってるんだが、早すぎたらしい。」というボブは店を出ようとしたが、古株の女と客の男が声をかける。店を出てからいうには「あいつらは昔馴染みなんだ。」と。

午後8時半、僕たちは「しかたない、飯でも食うか」というボブの言葉で、レボリューションを一路南下していた。両側にはアメリカからの観光客向けの大小の土産物屋やレストラン、ドラッグストア(処方箋なしで買えるバイアグラが人気らしい)、飲み屋(USAで21歳からしか飲めない酒をこちらでは16歳から飲めるので、飲むためにやってくる若者も多いとか)、ヌードクラブなんかが延々と連なっている。曰く、「この一番むこうにあるのが一番うまいタコス屋なんだ。」という(帰りに彼が取った行動を考えると別の目的もあったか)こと。うん、ここのタコスはなかなかうまかった。「タコベルで食って以来、タコスは嫌いだったんだけど、うまいね、ここの。」というと「タコベルなんて忘れろ、俺なんかあそこの食って2回も気分悪くなったんだ。」だと。もうそこは繁華街を通り抜けた向こう側で、客は地元の人ばかりだった。ここの支払いはいくらか知らないけどボブが出した。

さて、夜も9時近くなって、僕たちはゾナへ戻る道中、何件かの店をひやかしてみることにした。最初の店は店内で尺八サービスがあるという日本のピンサロみたいなところ(?)だった。ボブがちょっと中を見せてくれというと、かなり渋って「先に入場料を払え」というが、「なら帰る」というと仕方なく中へ入れた。しかし、「2人はだめだ」といって僕は入れてくれない。ボブが見たのは客5人に女1人(!)という閑散とした店内だったそうだ。それで入場料$6取るのは詐欺に近い。見せるのを渋ったわけだ。次にマッサージパーラーが何件か固まっていたので片っ端からチェックする。みんなシステムは同じ。$30で上半身裸で、$40で全部脱ぐわよという。しかし、この金額ではさわることも何もできないとボブは言う。他のサービスは交渉次第。もちろん、メキシコでは売春が合法だからストレートに交渉できるのだが、結局言い値でトータル$150、ぎりぎり交渉してトータル$100にはなるという。なんだLAと変わらないじゃないか。

もう少し国境近くまで戻ってくると、こんどはストリップバーがところどころにある。2〜3軒冷やかしてみたがたいした女もいない。そして、冷やかしていてばかりではしょうがないので、ボブが「この店はだいじょうぶ」という店で入場料を払う。ちなみに、中を確認せずに金を払ったのはこの店がこの日唯一だった。入場料は2人で$12を半額にまけるという。金は僕が支払う。席につくとウェイターが注文を聞きに来る。2人ともビールを注文する。日本でもおなじみになったコロナビールに代表されるように、メキシコのビールは色がうすくて軽めのものだ。ボブは$10を渡し、ボーイは$2返す。そこから$1をチップとして渡す。「なんだ、入場料をまけといて、ここで取り返すんだな。高い。」だと。ステージでは女が入れ替わり立ちかわりり踊っている。ティユアナではステージの女も全部は脱がない。僕たちはステージから離れていたが、かぶりつきの客たちはダンサーに$1ずつチップを渡す。その間にフロアに沢山いる女たちが次々にやってきて、「テーブルダンスはどう。」「プライベートダンスはどう。」と誘いに来る。僕はものはためしとひとりのダンサーにテーブルダンスをオーダーする。テーブルダンスとは客席で女が目の前で踊ってくれるもので踊りながらおしりをこちらの股間に押し付けてきたりバストを顔にこすりつけてきたりする。ダンスが終わって$5払うと女はプライベートダンスにしつこく誘ってくる。僕は断ったが、プライベートダンスとは個室で見るダンスのこと。このとき初めてダンサーは全部を見せてくれる。$25もするのに、特別サービスがあるわけではない。何人かの客がダンサーに手を引かれてにやにやしながら個室へと向かっている。中国人や日本人ばかりじゃないか。まあ、アメリカ在住に見えるが。そう、ここティユアナでは街を歩いていても東洋人はそう多くないのに、風俗店にはいると客のかなりの部分が中国人を中心としたアジア系なのだ。さらにどの店でも特別サービスをオーダーする割合は中国、韓国、日本人の割合がさらに多くなるみたい。金払いがいいんだね。だから、どの店でも日本人は大歓迎、ご心配なく。でも、後の人のことを考えて不必要な大盤振る舞いだけは避けてね。

さあ、夜も10時を回った。そろそろ、メインイベントといきますか。僕たちは再びゾナを目指した。アデリタ(Adelita)バーにつくともう店内は超満員。「これだから土曜はいやなんだ。」というボブと僕はまた、入り口前に陣取って品定めを開始する。ときどきボブは「でかい。」「太ってる。」「でかすぎる。」というもんだから、僕は「おまえ小さい女がすきなのか?」ときくと、「そんなことはない、でかすぎるのが嫌いなだけだ。」というが、基準はだいぶ辛いみたい。「お前の好みのはいないのか。」と何度かきいてくるが、なかなかピンとこない。ボブは「おまえさんのWEBサイト(NWSのこと)を読んだ印象では、ここまでで7人は連れ込んでると思うんだがなあ。」と言って笑う。そうこうしているうちにある女が2階から戻ってきて男と別れた。「お、レベッカだ。彼女はなかなかだぞ。」というし、見た目も(ボブが推薦する割には大きめだが)なかなかだ。僕は最初の相手に彼女を選ぶことにして、彼女を追って店内に入る。レベッカはボブをよく覚えていて、親しそうに話す。ボブは僕を紹介し、代わりに交渉してくれる。なにせ馴染みが紹介者だから、吹っかけることもなく交渉は即決だ。僕は彼女に手を引かれてバーが併営する2回のホテルへと向かう。フロントで$11払い、個室へ入る。彼女は十分に英語を話す。「下で見たときは大きいと思ったでしょう。ヒールがすごく高かったのよ。」という。実際ぼくと同じか少し低いくらいだ。僕が$60払うと僕たちは裸になり、彼女はシャワーを浴びた。彼女は僕にベッドに横になるように言う。ゴムをつけての尺八が終わると、彼女はどの体位がいいか尋ねた。僕たちは女性上位からはじめたが、すぐに彼女は正常位にしようという。行為を続けながら彼女の体をよく観察する。おっぱいはちょっとたるみはじめてるかな。あそこは、まあそうタイトとも言えないが太平洋というわけでもない。「バックでいく?」ときいてくるのでそうすることにした。うん、この体位だとなかなかいいぞ。僕は「I am coming..」と彼女に知らせながら果てた。そのとき彼女のあそこは僕の精液をしぼりとるように収縮していく。うん、この感覚、これがないとやった甲斐がない。途中が少し緩くても許しちゃう。彼女がシャワーを浴びている間に僕は服を着た。このとき、ボーイが時間だといってノックしてくる。うるさい野郎だ。今日は混んでるから早めに追い出そうということらしい。彼女は「先に戻っていいよ」という。僕はボーイに$1チップを渡すと階下のボブのところへ戻った。

「すぐにもう一軒行くかい?それとも休憩する?」というので、すぐシカゴクラブへ向かうことに。途中の飯屋を通ったとき、彼はガラス越しに友人を見つけたと言って中でしばらく話しに行った。シカゴバーは先ほどの状況がうそみたいな超満員。「次は金曜と土曜は避けよう」と彼は言う。品定めをしながら店内をゆっくりと進む。途中で例の古株に挨拶をしながら、一番奥のトイレの前へきた。ここも東洋人の客が多い。「ここに立ってるのが一番いいんだ。トイレには女たちが入れ替わりにやってくるからな。」というボブの言葉でそこに立って次々にやってくる女たちを眺める。ボブの好みがあまりに厳しいので、僕もうかつな女を選んで馬鹿にされたくないという気持ちになっていた。ボーイがやってきて、「座らないんなら帰ってくれ。」という。「席なんかあいてないんじゃないか。」とやりかえすと、しばらくしてボーイは席を見つけてきた。僕はビールを注文する。今度は僕が払う番だ。ここでは二本で$6、チップに$1。普通の値段だそうだ。しばらくビールを飲みながら、女を眺めていたが、突然ボブがめくばせをする。「何」ってきいたら、「うしろ」という。いつのまにかうしろになかなかいい女が立って、ステージのほうを見ていた。「飲み物どう?」と僕が誘うと素敵な笑顔で「ありがとう」と応える。彼女はジャクリーンと言った。ボーイが飲み物を運び、僕は$8とチップ$1を渡した。$8は店に$4、女の子に$4はいるという(ボブの話)。飲み物を飲む間、ぼくたちは少し話をしたが、彼女は片言しか英語を話さない。ボブがスペイン語に通訳してくれる。彼女はいかにもラテンっぽい女の子で、タイトなボディーときれいな目、いつも絶やさない素敵な笑顔をしている。ここで働き始めて一月だそうだ。周りの女の子の多くは髪を脱色してブロンドに見せたり極端に色白にメークしたりしている。ぼくの意見ではラテンの娘はラテンらしく、日本人は日本人らしく装うのがいちばん魅力的なんだが。すっかり彼女に魅了された僕は、飲み物を飲み終えるのももどかしく「部屋にいくかい」ってきくと彼女はOKした。ボブが慌てて「ちゃんと交渉したの?」ときくから、「$60と$11」とこたえると彼は笑った(あとで、あのコいいコそうだったから、値切ったら$50になったよというのだが、いいコだから値切らなかったぼくはやっぱり「お客さん」の日本人?)。部屋にはいり、服を脱いでベッドにこしかけて彼女がシャワー室から戻るのを待っていると、彼女はもどってくるなり僕の足から始めて全身にキスを浴びせ始めた。こういうサービスは日本や韓国以外ではあまりお目にかからない。そして口でゴムをかぶせると尺八。それから女性上位へと移行する。行為の最中も彼女はとてもフレンドリーかつ情熱的だった。正常位に移ると僕は彼女のバストにキスを浴びせた。彼女のあそこはとてもタイトだった。つまでもその状態で楽しんでいたかったのだが、その夜僕は2回目だったので、行為の最中にボーイに急かされるのを嫌って、バックに移行した。彼女はとても情熱的にかといって過剰演技でもなく反応する。僕がクライマックスに達すると彼女は最後の一滴までしぼりとった(スキンの中だけど)。しばらくじっと余韻を楽しんだ後、僕たちは体をはなし、身振り手振りで「がんばりすぎて暑くなっちゃったね。」といって笑いあった。僕は先に身支度を終えたが、彼女が「モメーント(待ってね)」というので、彼女が服をきるのをまち、共に外へ出た。僕たちが腕をからめて外へ出るとボブがにこにこしながら僕たちを迎えた。「また来るね」といったが、通じないのでボブが通訳した。彼女はぼくの頬にキスし、僕たちは別れた。

ボブはタクシーの運転手と国境まで$5としっかり値決めをしてからタクシーに乗り込んだ。絶対に値段交渉なしにタクシーに乗ってはいけない。メーターもないのでいくらとられるかわかったもんじゃない。タクシー代はボブが出した。国境ではアメリカ側のパスポートチェックがある。そして、駐車場に戻り、僕は$7の駐車料金を払うとフリーウェイを一路北上した。帰りの車中でも二人のすけべの間に話題は尽きなかった。今日の二人の女のこと。ボブの評価でも飲んで話している間のジャクリーンの雰囲気は最高だったと言う。ぼくがレベッカに少し辛い評価を出すと、「彼女はもう3,4年ここで働いてるからだんだん慣れが出てきてるね。僕の紹介じゃなかったらもっと悪かったかもしれない。」という。「君は一人も試さなかったけど良かったのかい?」といったが、「今日は君にティユアナの状況を見せに来たんだから僕はいいんだ。それに、FKKに通うようになってすっかり目が肥えちまってね。」といって笑った。帰路、ジャックインザボックスでハンバーガーを買ったんだが、僕が支払おうとすると彼は「ガソリンはお前が出すんだから。」といって譲らなかった。そしてフリーウェイもロスアンジェルスに近づいたころ、「おい、じゅげむ。ふらついてるぜ。運転変わろうか?」と言われてしまった。翌日曜日にネバダへ行こうかとの親切な提案を「体力に自信ないから。」と断った僕は、翌々日月曜日のロス市内のマッサージパーラーめぐりを約束し、彼とわかれた。

ボブと知り合ったきっかけは、ねいしょんわいどすけべを読んだボブがメールを送ってきたことである。LAに僕が滞在するとしった彼はあちこち案内するから是非いっしょに行こうと誘ってくれたのである。僕は自前のWEBサイトを持って以来、こんな幸運にめぐり合えたことはいまだかつてなかった。ボブに感謝。

[じゅげむのTJ単独行の巻]

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